さて今回は、
「モスクワ留学何持って行けばいいの?」の2回目として
「文具編」について書こうと思います。
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日本の文具は秀逸
ロシアに行くとよく分かるのが、日本の文具がいかに優れてるかということです。質・価格ともに。
ボールペンなど普通の文具はロシアにも売ってますが、アイデアが盛り込まれて使いやすい文具はあまり多くないです。あったとしても海外製品です。
使えるけどつくりが雑だったり、ユーザーへの細かい配慮があまりないなぁと思うことがよくあります。
そのため使い心地を重視するのであれば文具は日本から持って行きましょう。
ちなみに以下は、実際にモスクワに持って行ったものの一部です。寝てても書けるボールペン、消せるボールペン、超強力ふせん、40枚くらい閉じられるホチキス、詰め替え式テープのりなどなど・・・。
現地でシャープペンはあまり売ってない
まず筆記具についてですが、シャープペンシルは現地でほとんど売ってません。
あっても日本のように安くはないです。
ロシアでは子供のころからボールペンを使うよう教育されるらしいです。鉛筆はその粉で手やノートが汚れるから使わないよう言われるそうです。その流れでシャープの需要も少なくあまり売ってないようです。
ということで、普段シャープしか使ってないのであれば日本から持参する必要があります。芯も忘れずに。
ただし、シャープ本体はロッテプラザ(Лотте плаза)で買えると韓国留学生から聞いたことがあります。また、芯も大型量販店アシャーン(Ашан)でよーく探したら見つかったと聞いた記憶もあります。質に関しては分かりませんが。
ボールペンはモスクワでも売ってます。しかし書き心地が重要でしたら日本から持って行くのがベストです。
他に現地で手に入りにくい文具
他にモスクワ現地で手に入りにくい文具としては、修正ペン、修正テープ、テープのり、質の良いふせんなどがあります。
また多色の蛍光マーカーや、フリクションボールのような消せるボールペンなどもほとんど売ってません。必要なら日本から持って行きましょう。
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ロシアで売られてるノート
ノート類はもちろんモスクワでも売ってます。しかし、量販店で見かける安いノート(тетрадь/チトラーヂ)は紙質があまり良くありません。1冊のページ数も12枚くらいでけっこう少なく、練習帳みたいな感じです。そのため、筆記練習や授業の走り書きにはいいでしょうが、何かをしっかり書くのには向きません。
授業中のメモや宿題はこの安いノートに書き、家でのまとめは日本のノートを使う、といった使い分けをしてもいいかもしれません。(私は後半、ほとんどテキストに書き込んでましたが・・・)
紙質のある程度良いノートは、大型の書店(Дом Книги/ドムクニーギなど)等でも一応売ってますが、日本より高価です。日本の100円ショップの質がどれだけ高いかよく分かります。
それから、日本によくあるA4のレポート用紙やルーズリーフもほとんど見かけたことがありません。
ロシアのノートのサイズは、日本で主に使われてるB4・A4などはなく、それより小さい、正方形に近いものが主流です。
参考として日本のB4大学ノートと、ロシアの安価なノートを並べてみました。
無ければないでなんとかなる
といった感じで「文具は日本から持っていくのをおすすめ」と何度も書きました。
しかし実際は、思ってたより使わなかったり、無ければないでなんとかなったりするものです。
大学ノートは10冊くらい持って行きましたが4冊くらいしか使いませんでした。(無駄に使わないようにという思いが必要以上に働いてしまったのもあると思います)
テープのりは、押し入れの壁にロシア語の変化表を貼るのに少しだけ使いました。しかしテープのりである必要は特になかったです。厚い書類を閉じられるホチキスも同様に。
修正ペンや修正テープに至っては一度も使わずに終わりました。授業の宿題はそれほどきれいに書く必要もなく、間違えたら間違えたで線を引いて書き直してました。公式に出す書類も同じ感じでした。
シャープについても、ロシア人のようにボールペンにしてれば済んだかなという気がしてます。
ということで、日本の文具はあればあるで便利ですが、そこまで熱心に準備しすぎる必要はないかもしれません。(ロシア人へのおみやげとしては喜ばれるかもしれません)